うねり
和紙に葉を挟み、高温で蒸しあげると葉の中のタンニン等が紙に定着し葉のシルエットをつけています。
あたりに葉が蒸された甘い香りが立ち上り、紙を伸ばし乾燥すると動物の皮の様にバリッバリッと強靭な質感になります。
画面の横をみると、頑固で固い紙を画鋲で止めた跡が素材感を感じる要素になっているため、そのまま残しました。
この無理矢理四角い画面に野生を押し込めた感覚や和紙を繊細に千切って裁断するのではなく鋭いカッターでワザと粗雑にカットする事で自然の鋭さを出せればと思い制作した作品。
- サイズ:
- 220×273mm
- 素材 :
- 和紙、ユーカリの葉、木材
- 制作年:
- 2022年