吉田 愛Ai YOSHIDAARTIST – Japanese painting
時には砂浜に、時には野原に、時には空に、想い描く線や色を表現したいと海岸を歩き、山に登り、強風の中で凧をあげる。
描く支持体や画材は、その時々で変わっていく。
足がすくむ様な切り立つ断崖絶壁やどこまでも続く凪の海面、雨上がりの眩しいほどの光芒や真夜中の吸い込まれる様な底なしに黒い海。
興味惹かれるものの側には、創造の欲が散らばっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実際、これらの様な自然の中で体感した「生と死の喜び・興奮・恐怖」がエネルギーになり、制作の原動力となっています。
植物や鉱物など自然物に触れ合いながら素材を尊重し、表現したいイメージに合わせて作品の形を変えていきます。欲の通りに表現する為には、素材を知らなくてはなりません。
主宰している風と遊ぶ集団“風collective”も、風と遊ぶ事をテーマに様々なジャンルの作家達が作品を大空に飛ばします。風を待ち、風の流れを学び、現場で感じて知ることで作品が飛んでゆきます。
そこで学んだ“待つ・学ぶ・感じる・知る”という姿勢を大切に日々制作しています。