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風collective

【 風collective 】

作品をギャラリーの白い壁だけでなく、空中に、、、大空に飛ばしたいという無邪気な考えからこのシリーズは生まれた。
風を使って空に飛ばす為には凧の原理が必要だと考え、竹ひごを削り反らせ、しならせ弧を描いた。
竹ひごの鋭く優雅な曲線を組み合わせると、新たな余白が生まれその不規則な余白は、画面へと姿を変える。竹ひごの曲線や直線から出来上がった形のイメージに合わせて、その余白に様々な要素を落とし込んでいく。
レリーフの様な作品と凧の間を行ったり来たりしながら余白と遊んでいると、大空を巨大な余白としてもっと遊びたくなってきた。

そこで立ち上げたのが“風collective“だった。

ー風collectiveについてー

風と遊ぶ

どんな場所でも風は吹きます。
どんな場所でも遊べるとおもうのです。

そして1人ではなく、風 「と 」遊ぶのです。
そんな時、自分本位の力では自然とは遊べないのだと痛感するのです。

風に乗って…
右へ左へ、遊び漂う風の集団(collective)。
さまざまなジャンルの作家が集い、風と遊びます。

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作品をギャラリーの壁だけでなく、空中に、、、大空に飛ばしたいという一作家の無邪気な考えからこの「風collective」は始まりました。

新たな素材へのチャレンジや対自然の中での作品スケールの考察・太陽光を受けての物や色の見え方・風の音、毎回多くのことを大空から引く糸を伝って、気づき学んでいます。

子供の頃に味わった、やったことのない事や作ったことのない物が試行錯誤の上「出来た!」という喜びを再度体感する事や、作家達が上手に完璧な物を作る事よりも習作の楽しさを改めて実感できる場所、それが「風collective」の醍醐味だと思います。

 

現在「風と遊ぶ」の趣旨が、様々なジャンルの作家達に響き共鳴していただけていることが何より嬉しく思っています。
今後は基本的な凧という形から飛び出して、より風と戯れ遊ぶ作品や機会を作っていこうと企んでいます。

作家の皆様も普段の制作の合間に、頭の柔軟体操として「風collective」を活用していただけると何よりです。

みんなで、風と共に遊びましょう。