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AOBANA

【 AOBANA 】

滋賀県草津市で古くから栽培されている貴重な青花(大帽子花)の搾り汁を使って描くシリーズ。
青花の青は、日本にベロ藍(プルシャンブルー)が登場する前まで浮世絵の青い部分にも使用されていたが、絵の具としての耐光性は低い為、次第に青色は藍やベロ藍に変わっていったそうだ。水で簡単に洗い流せる特性から、現在も友禅などの下絵描きの絵の具として利用されている。

水との親和性が非常に高く、滲みを利用しながら描いていく。
紙の中を水と青い色素が伸びてゆくスピードを感じながら筆を進める。